こけしをかわいくデコろう 川連塗の帽子や台座を商品化

専用の帽子をかぶったこけし
 秋田県湯沢市の阿部始漆器店(阿部均代表)が川連塗の技術を使い、こけしを載せる「こけし台」やこけし専用の帽子を商品化した。同店は本県の木地山系など産地別12系統の伝統のこけしを扱っており、全国のこけしファン向けに、さらに愛着を深められるアクセサリーにと考案した。

 阿部代表は川連漆器の塗り職人として漆器を製造販売する傍ら、こけしを収集するコレクターでもあり、約3千本をそろえる。このうち、約千体を5年前から店内に陳列して展示販売している。

 近年のこけしブームで全国からファンが来店する中で、こけしファンの女性はこけしを絶えず持ち歩き、旅行先で一緒に過ごしたり、写真を撮ったりと、家族のように楽しんでいることに気付いたという。

 イタヤカエデやエンジュの木地で作ったこけし台は、直径5~12センチの円形のものと、5本のこけしが入り転倒防止にもなる升形のものを用意。帽子はイタヤ製で、水で色落ちしやすいこけしの顔を写真撮影時などに雨から守る目的もあるという。いずれも色は赤や黒、木目が透ける半透明の3種類があり、木地づくりは地域の木地師に依頼し、塗りは阿部代表が手掛けた。

 こけし台は円形が500~2千円、升形が5、6千円。帽子は700~1500円。いずれも税別。店頭販売のほか、ネットショップでの販売も視野に入れる。阿部代表は「愛好家の方々にはこけしを眺めているとほっとする、と言う人も多い。新商品が、そうした人の心を癒やす助けになればいい」と話した。

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