産直に本場のギョーザ 宮古・中国出身の佐藤さん手作り

自ら育てた野菜を使った手作りギョーザを道の駅やまびこ館で販売する佐藤りえさん
 宮古市鈴久名の佐藤りえさん(47)は、手作りギョーザを同市川内の道の駅やまびこ館の産直販売コーナーで販売している。結婚を機に2007年に中国から同市に移住し、農家として野菜を出荷してきたが、産直の商品を充実させようと一念発起。自ら収穫した野菜を使い、本場仕込みの味を広めている。

 ギョーザは1パック5個入りで350円。5月から販売を始めた。もちもちした食感の手作りの皮で、自家製のキャベツやニラなどを使ったあんを包み込んだあっさりした味わいが評判だ。

 佐藤さんの地元、黒竜江省ハルビン市では水ギョーザが一般的で、縁起物として親戚が集まる正月などに振る舞う。子どもの頃からギョーザ作りを手伝っていたといい、伝統のレシピを基に焼き加減を研究して、日本人になじみ深い焼きギョーザに仕上げた。

 製造場所は鈴久名地域の食品加工施設「静香工房」。地元の女性たちによる和菓子や豆腐などの製造が中心だったが、佐藤さんが工房を管理する川井やまびこ産直組合の神楽栄子組合長に使わせてくれるよう掛け合った。

 神楽組合長は「相談された時は驚いたが、未経験だった畑仕事をこなし、短期間で何でもできる行動力をすごいと思っていたので了承した。地域の一員として頼りにしている」と期待する。

 朝5時から1人でギョーザ100個を作り、日中は農作業や黒毛和牛の世話に精を出す佐藤さん。「おいしくて焼き色がきれいになるようにいつも気を付けている。ドライブの途中などにぜひ立ち寄り、持ち帰って食べてほしい」と呼び掛ける。

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