朗希紹介「酢の素」人気 大船渡・水野醤油店、全国から注文続々

佐々木朗希投手の紹介をきっかけに売れ行き好調の「酢の素」
 大船渡高出身で、プロ野球ロッテのドラフト1位ルーキー佐々木朗希投手がファンからの質問で紹介した大船渡市盛町の水野醤油(しょうゆ)店(水野勝平店主)の「酢の素」が県内外で売れている。酸味の強さが特長で、関東などから注文が相次ぎ、地元のスーパーでは一時、棚から姿を消した。関係者は岩手が生んだスター選手の影響力を実感している。

 佐々木投手は5月下旬、球団の公式インスタグラムを通じてファンからの54の問いに回答。「関東に来て恋しくなった食べ物は」との質問に、「『酢の素』という、大船渡のしょうゆ店で造られたお酢」と答え、一気に全国から注目されるようになった。

 酢の素は4倍酢で本来薄めて使用するものだが、地元では薄めずに使用する人が多い。佐々木投手はカニに付けて食べるなどしていたといい、地元の漁業者の中にはしょうゆ代わりに刺し身などに付ける人もいるという。

 佐々木投手も含め「(酢の素に慣れたら)普通の酢では物足りないと感じる」と証言するほど酸味が強いのが特長だ。

 同店は大船渡市に90年以上も店を構える老舗で、酢は約50年前に造り始めた。販路は気仙地区がほとんどで、県外からの問い合わせは年に数回だったが、佐々木投手が紹介してからは1日に10件ほどの注文が入るなど反響は大きい。

 製造を取り仕切る同店の水野一也さん(56)は「1日に10件の注文は初めて。いつも使っている酢が地元のしょうゆ店で造っているものだと認識してくれていたのがうれしい」と笑みを浮かべる。

 500ミリリットル入り(420円)、1リットル入り(600円)、1・8リットル入り(980円)の3種類あり、全国発送も行っている。問い合わせは同店(0192・26・2743)へ。

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