こだわりの日本酒「遠野小町」 上閉伊酒造、新銘柄6種発売

新発売の「遠野小町」シリーズ。性別や世代を問わず楽しめる多彩な味がそろう
 遠野市青笹町の上閉伊酒造(新里佳子社長)は3日、日本酒の新シリーズ「遠野小町」の販売を始める。純米大吟醸から濁り酒まで、性別や世代を超えて楽しめる6種類をそろえた。将来的に全てを遠野産米で造るブランドに育てたい考えで、本年度から酒米の多品種化と収量増に向けた取り組みも始動させた。

 遠野小町シリーズは、同社の代表銘柄「国華(こっか)の薫(かおり)」造りで培った技術を結集。コメのうま味を生かしながら、切れ味や爽やかな甘みをふんだんに表現した。「特別純米酒」と「桃色にごり酒」は、遠野産ひとめぼれを使用している。

 新シリーズへの挑戦は、原材料の地元産比率を高めたいとの思いから始まった。地元産米から造る酒は現在3割程度にとどまっており、地域のコメ作りの盛り上げとブランド力強化に乗り出した。

 本年度から地元農家と連携し、県の酒造り好適米「吟(ぎん)ぎんが」や、寒冷地栽培に適した「美山錦(みやまにしき)」の作付けを開始。同町内の遠野バイパス沿いに専用の「遠野小町ファーム」(23アール)を設け、秋には約500キロの収穫を見込んでいる。

 来年以降は段階的に作付けを増やし、将来的にはシリーズの全品を遠野産米で造る計画を描く。新里社長(52)は「若い世代や女性にも楽しんでもらえる味になった。地域のコメ作りを応援しながら、遠野の酒造会社の名に恥じない商品をつくっていきたい」と思いを込める。

 新商品は720ミリリットル入りで、税抜き900~3800円。市内の主な酒店やスーパーのほか、同社ホームページからも購入できる。問い合わせは同社(0198・62・2002)へ。

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