土方巽のパネル増設、見応えアリ 羽後・鎌鼬美術館が再開

アスベスト館で撮影された大型パネル
 秋田市出身の舞踏家土方巽(ひじかたたつみ、1928~86年)に関する写真などを展示する羽後町田代地区の鎌鼬(かまいたち)美術館が23日、今季の営業を始めた。冬季休業に続き新型コロナウイルス流行による町有施設の利用制限があり、例年より1カ月ほど遅い再開。今季は土方の大型パネルを増やして展示資料を約50点とし、例年以上に見応えある内容になっている。

 同美術館は、土方を被写体にした写真集「鎌鼬」(69年刊)の撮影地の一つが田代地区だったことが縁で、住民らでつくるNPO法人鎌鼬の会(菅原弘助理事長)が2016年、旧長谷山邸の土蔵を改修してオープンさせた。

 田代地区を舞踏で活性化させたいという鎌鼬の会の意向を受け、土方の資料管理団体であるNPO法人「舞踏創造資源」(東京)が3月下旬に旧田代小学校へ運んだ資料数百点の中から、今季は土方の大型パネル5点を同美術館に展示した。

 目を引くのは、県外のイベントで使用されていたため、同美術館に3年ぶりに戻った縦2メートル、横3メートルのパネル。土方の舞踏の拠点であった東京・目黒の「アスベスト館」で1972年に撮影され、土方ら舞台の出演者がそろっている。土方が出演者に振り付け指導しているパネルなど、同美術館初展示の資料も並ぶ。

 鎌鼬の会の菅原理事長(69)は「今年は大きなパネルを設置しインパクトを狙った。新たに持ち込まれた資料の中から、毎年目玉となるものを展示していきたい」と話した。

 土日祝日のみの開館だが、3人以上のグループは事前連絡すれば平日も対応する。午前10時~午後4時。入館料300円(高校生以下無料)。問い合わせは鎌鼬の会事務局(書店ミケーネ)TEL0183・62・5009

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