太平山、今季は山小屋開けません 山頂での「3密」回避へ

今季の閉鎖が決まった太平山山頂の山小屋(右)と奥宮=2018年、ヘリコプターから撮影
 秋田市広面の太平山三吉神社(田村泰教宮司)は21日、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、太平山(1170メートル)山頂の奥宮本殿と山小屋を今季は閉鎖すると明らかにした。神社によると、閉鎖は少なくとも戦後初めて。県自然保護課は入山規制は行わないとしているが、山頂にはトイレ以外に避難可能な場所がなくなることから、神社は天候に十分注意して登るよう呼び掛けている。

 神社は例年、6月上旬から9月下旬まで奥宮を開所。山小屋は11月中旬まで開放している。山小屋では無料で休憩、有料で宿泊ができ、宿泊可能な9月下旬までは神社の神職らが最低1人常駐している。

 閉鎖を決めた理由について神社は▽山頂で突然の暴風や雷雨などが発生した際、山小屋に人が避難し「3密」を避けることができない▽県外からの登山客も多く、県境を越えた移動を誘発することになる―などとしている。

 閉鎖に伴い、山小屋のオープンに合わせ行っている食料や飲料水などの荷上げは中止。神社主催の一般向けの登山行事は行わない。7月17日の開山祭、9月17日の閉山祭は神職や関係者のみで行うことにした。閉鎖期間中は月に数回、神職らが山頂一帯や登山道の巡視を行う。

 太平山はほとんどが県立自然公園であり、県は山頂のトイレは閉鎖しないとしている。

 田村宮司は「県外から楽しみに訪れる人も多いので残念だが、登山客や神職らの安全を第一に考えた。体調や天候を考慮し、万全の安全対策をして登山を楽しんでほしい」と話した。

 太平山には例年6~9月に県内外から約4千人の登山客が訪れる。

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