子ども支えるカフェに 盛岡・「食堂」の役割併せ開店

手作りの食事で「子どもから高齢者まで気軽に集まれる場にしたい」とほほ笑む上野佐世子さん(右)と古月久美子さん
 盛岡市上田堤の上野佐世子さん(38)は、自宅隣の空き家を改修してカフェ兼子ども食堂「ことりでアイスクリームCafe(カフェ)」を開店した。自身が母子家庭で育った経験から、ひとり親世帯の子どもに手料理を提供するなど地域の食堂の役割も持たせた。「年齢を問わず地域の人が集まる場になってほしい」と腕をふるう。

 築40年ほどの空き家の1階部分をカフェスペースに改修。前の居住者のたんすなどをそのまま生かし、古民家の雰囲気あふれる空間とした。介護施設で15年間調理師として勤めた上野さんが、チンジャオロース丼やミートソースパスタなど日替わりでメニューを用意する。一から手作りするアイスクリームは自慢の味だ。

 上野さんは介護施設を退職後、2018年から夢だったアイスクリーム店を自宅で開店。当初から店名に使った「ことりで」は「子どものとりでになりたい」との思いを込めた。

 自身が母子家庭で育ち、約10年一人で子育てもした経験者だからこそ、ひとり親の声を受け止め、悩みを共有できる場として食堂の開業を決めた。通常は500円するご飯類や麺類のメニューをひとり親世帯の子には無料で提供する。

 母の古月久美子さん(68)と二人三脚で営業する上野さんは「子どもたちが『ただいま』と帰ってきてくれる、地域のよりどころにしたい」と願う。

 午前11時~午後5時。火、土曜日休み。問い合わせは同カフェ(019・618・0082)へ。

 

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