周辺スポット売り込め! 由利鉄・矢島駅に観光案内所開設

矢島駅構内に新設された「秋田矢島・鳥海観光案内所」。佐藤さん(右)も引き続き観光案内に携わる。
 秋田県由利本荘市の鳥海山ろく線(羽後本荘―矢島間、23キロ)を運営する第三セクター・由利高原鉄道(萱場道夫社長)は、矢島駅構内に「秋田矢島・鳥海観光案内所」を新設した。社員が毎日交代して案内役を担当。翻訳機を新たに二つ導入し、外国人観光客にも対応する。矢島、鳥海地域を中心とした観光情報を提供し、地域のにぎわい創出につなげる考えだ。

 矢島駅にはこれまで観光案内所は設置されておらず、構内で売店「まつ子の部屋」を営む佐藤まつ子さん(73)が、個人的にその役割を担っている状況だった。

 案内所は、観光客のニーズにより細かく対応するため1日に設置した。担当する社員は5人。佐藤さんも引き続き案内役として活動する。矢島地域の宿泊施設や飲食店の紹介のほか、「天壽」「鳥海山」の銘柄で知られる天寿酒造、高建寺の鳥海山国際禅堂、鳥海地域の市民俗芸能伝承館まいーれなど、周辺の観光スポットの案内も行う。

 また希望者には、地域住民でつくる「矢島見どころ案内人の会」の会員によるガイド付きの町歩きも提案。藩政期に生駒藩が治めた歴史を深く学べる機会を提供する。いずれは地元の農園や牧場が用意している体験プログラムも紹介していくという。

 由利鉄は昨年12月、仙台市が東北地方の交流人口拡大や観光誘客を目的に形成する観光案内所ネットワークに加入。県外の観光案内所とも連携し、お互いの観光情報を必要に応じて観光客に提供し合う体制を構築している。

 萱場社長(65)は「いずれは、案内所がツアーや体験プログラムの予約をワンストップで取り付けられるような体制を整えたい」と話す。

 観光案内所の受け付けは午前9時~午後5時。TEL0184・56・2236

由利本荘市

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