町家女子神楽、有終へ きょう遠野・旧三田屋公演

最後の公演に向け、リハーサルを兼ねた演舞に臨むメンバー
 遠野市の神楽保存会に属する女性有志による「町家で楽しむ女子神楽実行委」は29日、同市中央通りの交流スペース・旧三田屋で最後の公演を開く。会場の改築に伴い、町家の風情が詰まった舞台での舞は今回で見納め。伝統芸能の裾野拡大に汗を流してきたメンバーは、有終の美を飾ろうと気持ちを高めている。

 公演は今年で5回目。鱒沢、飯豊、似田貝、小倉、平倉の5保存会から計十数人が舞を披露し、鳥舞や木曽舞など迫力ある六つの演目を用意する。

 「町家女子神楽」は、ひな祭り行事と連動した中心商店街の盛り上げと、幅広い層への伝統芸能継承を狙いに始まった。実行委によると、市内では神楽に取り組む二十数団体のうち、約半数が男女混合で日々の稽古に励む。飯豊神楽のように女性が保存会の屋台骨となっている団体もある。

 近年は知名度が上がり、公演は立ち見が出るほどの盛況。一方、会場の旧三田屋は、市が進める子ども向け読書施設整備構想で改築される方向のため、現在の形での公演は今年で最後となる。

 女子神楽の活動を支えてきた地元商店街の松田和子さん(78)は「とてもいとおしく、大切な存在で寂しさはあるが、またいつか一緒に商店街を盛り上げる日が来ると思う」と「復活」に期待を寄せる。

 実行委員長の市職員太田由紀子さん(41)は「神楽を身近に感じてほしいとの思いで続けてきた。形が変わっても、女性が参画しやすい環境づくりに挑戦していく」と見据える。

 午後0時半開場、同1時開演。入場無料。問い合わせは遠野文化研究センター内の実行委事務局(0198・60・2800)へ。

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