ローカル鉄道「花輪線」の魅力は? 鹿角市でトークショー

トークショーを行う矢野さん(右)と藻谷さん
 JR花輪線の利用促進を考えるセミナーが9日、秋田県鹿角市花輪の市交流センターで開かれた。日本総合研究所(東京)の藻谷浩介主席研究員と、作家・鉄道写真家の矢野直美さん(札幌市)によるトークショーが行われ、市民ら約100人が花輪線の利用促進を通じた地域活性化について理解を深めた。

 トークショーのタイトルは「ローカル鉄道の魅力と地域産業への効果」。藻谷さんは車窓から雪景色を楽しめるのは花輪線の強みだとし「地元の人は何とも思わないかもしれないが、外国人には感動的な風景に映る」と強調した。

 国内外を鉄道で旅して「おんなひとりの鉄道旅」(小学館)などのエッセーを執筆、「元祖・鉄子」の愛称もある矢野さんは「海外には夏しか運行しない鉄道もある。雪の中を走る花輪線は希少価値が高い」と指摘。その上で「現代のネット社会では何が当たるか分からない。花輪線の魅力が伝わるよう、お国自慢をしていくのがいい」と呼び掛けた。

 矢野さんはトークショーに先立つ講演で、この日の朝、花輪線に乗車して鹿角市に来たことを紹介。近年、全国で観光列車が人気になっていることに触れ「普通の列車に、ちょっとした工夫を加えるだけで観光列車になる」と話した。「花輪線にはスイッチバックする駅(十和田南駅)や末広という名称の駅がある。縁起のいい末広がりのイメージとかければ、インスタ映えもするので売り出せると思う」と提案した。

 セミナーは、鹿角市を含む沿線自治体でつくる「花輪線利用促進協議会」と市産業活力課が初めて企画した。

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