雪不足、かまくらを直撃 15日開幕、設置数は例年の6割に

雨に削られたかまくら=30日午後1時半、横手市役所前
 秋田県横手市の小正月行事「かまくら」(2月15、16日)で、例年は約80基作られるかまくらが50基ほどに減少する見込みとなった。記録的な雪不足によって、市観光協会認定の職人が制作するかまくらが昨年の53基から46基に減るほか、市民や事業所が自前で作る分も、周りに雪がないため激減しそうだ。市が30日の定例会見で明らかにした。

 かまくらは高さ約3メートル、幅約3・5~4メートル。今年は羽後町や東成瀬村から搬入した雪で1月中旬から制作している。

 かまくら職人の親方北嶋勝雄さん(72)は「30年以上やっている。これほど雪が少ないのは初めて。多方面から協力してもらって雪を確保しているが、例年通りの数は作れない」と残念そう。

 46基の完成も不透明だといい「雨で補修が必要なものもあり、本番までにどれだけ作れるか分からない。横手最大のイベントに来てくれる人のためにも、ぎりぎりまで頑張る」と話した。

 市観光おもてなし課によると、今月はまとまった降雪がない上、29日からの雨でかまくらが「二回りやせた」といい、補修のための雪も必要になった。そのため30日から2日間、山内地域三又地区から4トントラック30台分の雪を搬入している。

 同課の藤倉幹夫課長は「降雪がなく、市の除排雪用重機や人員が稼働していない。それらを活用して搬入し、かまくら作りを支援する」と述べた。高橋大市長は「(雪不足の)現状に合わせる形でできることをやる。雪不足の中でのかまくらは逆に貴重な機会とも言えるので、前向きに捉え、来てくれた人を精いっぱいもてなしたい」と話した。

 例年市内2カ所で行っているミニかまくらに関しては、市観光協会が降雪状況を見ながら代替イベントを検討している。

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