高校生発の缶詰 進化し発売 「鯖しいたけ煮付」企業が製造販売

「三陸の魅力を全国の人に届けたい」と缶詰を手に意気込む宮古水産高生と関係者
 宮古市磯鶏(そけい)の宮古水産高(山田浩和校長、生徒180人)の食品家政科3年生6人が地元食材を使って開発した商品が、県内企業の手によって「鯖(さば)しいたけ煮付缶詰」として生まれ変わり、21日に発売された。昨夏に2千個生産し、好評だった商品を進化させ、三陸鉄道(中村一郎社長)宮古駅の売店、さんてつやを皮切りに県内外で販売。三陸の魅力を全国に届け、東日本大震災、昨年の台風19号からの復興を後押しする。

 同市栄町の三鉄本社で同日行った発表会には、開発した前川麗奈(れな)さん、山本莉央さん、佐々木加奈さん、佐々木琴愛(ことみ)さん、盛合拓人さん、伊藤優里さんが出席。山田町の原木シイタケ生産者の芳賀幸子さんらと商品をPRした。

 製造は陸前高田市のタイム缶詰(小向長悟社長)、販売は宮古市の丸友しまか(島香尚社長)が担う。味はしょうゆベースで、三陸北部海域で取れた脂肪分の多いサバと肉厚な原木シイタケが楽しめる。

 同校で開発した味付けをもとに改良を加え、サバの臭みを抑え、よりシイタケの風味が強いものに仕上げた。

 さんてつやで400円(税込み)で販売し、オンラインショップや県内施設にも販売を拡大していく。

 同校の6人は地域の食材をPRするため、県立大の学生有志団体「復興girls&boys」、宮古農林振興センターと協力して開発に取り組み、昨夏に限定2千個で生産した。

 同校の山本さんは「台風19号で被害に遭った方にも食べて元気になってほしい」、前川さんは「たくさん売れて地元がにぎやかになってほしい」と願う。

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