十文字映画祭ラインナップ決定 15作品、人間ドラマそろう

第29回あきた十文字映画祭のパンフレットの表紙
 「第29回あきた十文字映画祭」が2月7日から3日間、秋田県横手市十文字町の十文字文化センターで開かれる。県南の映画ファンでつくる実行委員会(小川孝行代表)の主催。邦画と海外映画の新作を中心に15作品を上映する予定で、実行委は「伝記ものを含め、人間の生きざまを深く見つめる作品がそろった。多くの人に楽しんでほしい」と話している。

 「映画館のない町で、映画による町おこしを」と地元有志が1991年に始めた手作りイベント。上映作の監督や出演者をゲストに迎えるアットホームなトークショーが人気で、常連ファンが多い。

 レバノンとフランスの合作「存在のない子供たち」(2019年)がオープニングを飾る。出演者の多くがシリア難民。戸籍がなく誕生日も知らない少年は「僕を産んだ罪」で両親を提訴する。少年の成長を通じて中東の貧困、移民問題をえぐり出す。

 2日目は、名古屋市のミニシアター「シネマスコーレ」の特集で短編4本を上映。能代市出身の加藤正人さんが脚本を手掛けた「凪(なぎ)待ち」(19年)は、ギャンブルから足を洗った男が、恋人とその娘と共に宮城県石巻市で再出発する人間ドラマ。

 最終日は、横手市を舞台に秋田市出身の秋沢健太朗が主演する「ミスりんご」(20年)を上映する。実行委スタッフを中心に組織する「十文字映画塾」が企画した10年ぶり5作目の短編。仲間の金を持ち逃げした犯人と間違われて追われ、ミスりんごコンテストにもぐり込んだ若者2人をユーモラスに描く。

 このほか、明治時代の医師で女性解放運動にも尽力した女性の物語「一粒の麦 荻野吟子の生涯」(19年)、熱血営業マンの切ない生きざまを描いた「宮本から君へ」(同)など。

 1日券は前売り3千円、当日3800円。3日間使える回数券(4作品分、前売りのみ)は4千円。横手市内の書店、道の駅十文字、大仙市のイオンシネマ大曲、秋田市のcaoca広場(トピコ)、大館市の御成座などのほか、チケットぴあで販売している。1作品の観賞券は1300円(当日会場販売のみ)。

 問い合わせは実行委事務局TEL080・8182・3501

 【7日】▽午前11時=存在のない子供たち▽午後1時40分=一粒の麦 荻野吟子の生涯▽4時=二宮金次郎▽6時半=37セカンズ

 【8日】▽午前10時=ロング・ウェイ・ノース Long Way North 地球のてっぺん▽11時50分=Noise ノイズ▽午後2時40分=名古屋シネマスコーレ特集(短編4本)▽6時=凪待ち

 【9日】▽午前10時=アダムズ・アップル▽午後0時半=ミスりんご▽2時半=子どもたちをよろしく▽5時10分=宮本から君へ

横手市

秋田
横手やきそば、自販機で売ってます お土産用、横手駅に設置
秋田
少雪乗り越え、かまくら開幕 明かりともり幻想的
秋田
「ラブかま」登場 かまくら前夜、横手で撮影会
秋田
随時更新■暖冬の影響は?秋田の小正月行事・イベント情報
秋田
十文字映画祭開幕、9日まで15作上映 山谷初男さん追悼も