「ももとせ」経営者が貸別荘 築120年、湯沢市岩崎を満喫

空き家を改修した貸別荘「草木ももとせ」
 秋田県湯沢市岩崎地区で「インテリアショップ&ブックカフェももとせ」を営む沓澤優子さん(44)=横手市=が、同地区の築120年の空き家を改修した貸別荘「草木ももとせ」を今月完成させた。沓澤さんのカフェや、ギャラリーなどを備えたみそ・しょうゆ醸造元を目当てに同地区を訪れる人は増えているものの、宿泊施設がなかった。滞在型観光の弾みになりそうだ。

 岩崎地区には古民家がいくつか残っており、沓澤さんは2014年に築約120年の内蔵が残る民家を改修してカフェを開業した。その後、みそ・しょうゆ醸造元が店内にギャラリーやカフェを開設。別の醸造元も現在、見学スペースや軽食コーナーなどを整備中で、「発酵ツーリズム」を軸とした地域活性化が進んでいる。

 沓澤さんは「ふらっと来ただけではこの街の魅力は十分に分からない。ゆったりと過ごしてもらえる宿泊施設が必要」と考え、貸別荘を整備した。「古い建物を残すべき」との信念から古民家の活用にこだわり、蔵付きの空き家を買い取った。改修は母屋のみで、将来的には蔵も活用するという。

 1階はLDKと浴室。天井や柱など使用できるものは残し、壁2面をガラス張りにして庭を楽しめるようにした。料理にも使いやすいよう、まきストーブをキッチンのそばに設置。2階は寝室2部屋で計6人が宿泊できる。

 オープンは2月以降を予定。開業日や予約方法、料金は今後、カフェのウェブサイトで知らせる。沓澤さんは「キッチンにはオーブンもあり本格的な料理もできる。女子会などにも使ってもらえたら」と話している。

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