「発酵の里」来年開業へ 陸前高田・みそやビール販売

新たに整備される商業施設「発酵の里」の完成イメージ(復興庁提供)
 陸前高田市のまちづくり会社「醸(カモシー)」(資本金100万円、田村満社長)は、同市気仙町今泉地区に新たな商業施設「発酵の里」を整備する。復興庁が19日、市が申請した「まちなか再生計画」の変更を認定した。7店舗がみそやしょうゆ、ビール、パンなどを販売する計画で2020年11月開業予定。東日本大震災の津波で甚大な被害を受けた同地区の再生とにぎわい創出を図る。

 新施設は地元のみそ・しょうゆ製造販売業の八木沢商店が所有する海抜約8メートルのかさ上げ地に整備。敷地面積1404平方メートル。木造平屋(494平方メートル)で、駐車場は14台を見込む。整備費は約1億4千万円。

 入居テナントはチョコレート工房、発酵食堂、クラフトビール、パン屋などを予定。建物の中央部にはフードコートやキッチンスタジオも配置する。整備運営は、6月に設立した「醸」が担い、出資者は八木沢商店や市内飲食店の代表者らで、テナントにも入る。

 従来のまちなか再生計画は高田地区(約26ヘクタール)のみで、今回は今泉地区(約7・8ヘクタール)を追加。けんか七夕用の直線道路や公園の整備、八木沢商店のみそ工場建設、吉田家住宅の復元も盛り込んだ。

 市商政課の木全(きまた)洋一郎課長は「商業施設は昔ながらのしょうゆ店などが並ぶ文化的地域の再興拠点となり、(近くにある)復興祈念公園、ワタミの農業テーマパークに続く『命』を学ぶ場としての意義も大きい。かさ上げ地の利活用促進の起爆剤になってほしい」と期待する。

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