列車に自転車〝同伴〟 JR北上線・北上―ほっとゆだ間、実証実験

それぞれの自転車とともにサイクルトレインの実証実験を行った参加者
 JR北上線沿線の北上市、西和賀町、秋田県横手市などで組織するJR北上線利用促進協議会(会長・細井洋行西和賀町長)は5日、北上駅-ほっとゆだ駅で自転車を折りたたまず乗車するサイクルトレインの実証実験を初めて行った。利用者が低迷する同線で、沿線の魅力の再発見や自転車を組み合わせた観光振興につなげたい考えだ。

 自治体職員やJR盛岡、秋田両支社の社員ら約20人が参加。同協議会副会長で「自転車を活用したまちづくりを推進する全国市区町村長の会」副会長も務める高橋敏彦北上市長ら8人が、ロードバイク、電動アシスト付きなどの自転車と一緒に北上駅から臨時列車に乗車。ほっとゆだ駅で降り、一部は町内のサイクリングルートなどを巡った。

 西和賀町は昨年度観光施設など町内10カ所に、北上市は本年度市内27カ所にサイクルステーションを設置。駐輪ラックを設け工具を貸し出し自転車修理や休憩ができる。コースも設定しサイクリングを楽しむ環境が整備されつつある。

 一方、和賀仙人駅-ゆだ錦秋湖駅付近の国道107号は狭くカーブ、トンネルが続き自転車通行は危険で両市町をまたぐサイクリングの障壁となっている。

 JR盛岡支社によると、北上線(北上-横手)の平均通過人員(1日1キロ当たりの利用者)は、1987年度の1147人から2018年度は311人に減少。利用促進策として自治体などがサイクルトレインの要望を続けている。

 高橋市長は「観光、健康にもいいし外国人観光客も呼び込める。街中から離れると2次交通がないので自転車を有効に使いたい」と力を込め、JR盛岡支社の白石仁史運輸部長は「列車内の通路の狭さ、車両や駅舎の段差など課題も見えた。通常運行の列車などで実証実験を今後も行いたい」としている。

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