10月なのに…初サンマ 宮古・最も遅い水揚げ

宮古港に今季初めて水揚げされたサンマ。記録に残る中で最も遅く、漁業者は先行きに不安を募らせる=2日午前5時10分、宮古市
 宮古市臨港通の市魚市場に2日、今季初めてサンマが水揚げされた。昨年より1カ月以上遅く、県に記録が残る1994年以降で最も遅い初水揚げで、量もサイズも例年に及ばない。関係者は今後への不安をあらわにした。

 同日午前5時から長崎県雲仙市の第6太喜丸(吉田幹彦船長、168トン)が根室港から東に約1600キロの公海で漁獲した12トンを水揚げ。昨年の初水揚げより約100トン少なく、140グラム未満の中・小型が大半を占めた。入札では1キロ当たり600~700円と前年の倍の値で取引された。

 宮古市にとって10月の初水揚げは過去に記録がない異常事態。3・5トンを入札した同市臨港通の鮮魚冷凍加工業須藤水産の須藤征雄社長(75)は「量がわずかでサイズも小さく、安心できない。今後も状況が同じなら加工業者のサンマ離れが進むかもしれない」と懸念する。

 吉田船長(59)によると、今季は漁場が限られ、韓国や台湾の漁船と同じ海域で競うように漁をしている状況だという。高津雄基漁労長(54)は「宮古は毎年水揚げをしている思い入れがある港。今後も寄港したいが、経験がない大不漁で先行きが見通せない」と危機感を高める。

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