阿仁合に古書店開業へ、移住者長谷川さん 空き店舗改修

改修が進められている古書店内に立つ長谷川さん
 秋田県北秋田市の秋田内陸線阿仁合駅前に来月、古書店「阿仁合の本やさん」がオープンする。同地区に移住した長谷川拓郎さん(40)=写真・映像作家=が仕掛け人となり、ガソリンスタンドだった空き店舗の改修に取り組んでいる。阿仁地域にまつわる本や一般の小説、絵本などをそろえる予定で、「地元の人から外国人観光客まで、幅広い人たちが訪れる店にしたい」と話している。

 元ガソリンスタンドは阿仁合駅から徒歩1分。長らく空き店舗となっていた。店内は6畳ほど。壁に大きな本棚を配置し、千冊以上の本を取りそろえる計画で、阿仁の歴史や地域に伝わる民話が書かれた貴重な本を閲覧用に置くほか、小説や絵本を販売する。

 首都圏などを拠点に活動していた長谷川さんは、撮影で訪れた阿仁合地区の景観にほれ込み、2013年に同地区に移住した。17年からは元ガソリンスタンドの向かいにコミュニティースペース「阿仁合コミューン」を開き、地域住民や観光客の交流の場づくりを行ってきた。

 コミューンでの活動中、度々目にする向かいの元ガソリンスタンドについて「阿仁合の中心部で観光客も多く通るのに、空いたままになっているのが気掛かり」と感じていたという。加えて、同地区では近年、高齢化などで家を手放す人が増加。その際、家々で保管されていた、阿仁にまつわる貴重な本を処分することも多いと耳にし、「空きスペースの活用と本の保管、継承を同時にできる場をつくろう」と今年2月ごろから構想を温めてきた。

 来月中のオープンに向け、現在は本棚の配置や内壁の塗装などを行っている。今後、地区内外に古本の提供を呼び掛けていく予定で、長谷川さんは「地域の歴史や文化に触れられる場にしたい」と話している。

 改修費用に充てるため、クラウドファンディングサービス「FAN AKITA」(ファンあきた)で寄付を募っている。ファンあきたのホームページはhttps://fan-akita.sakigake.jp/project/detail/551

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