「小ぶりだが味ばっちり」 独特の粘り、山内いものこ品評会

イモノコの株をばらし出来栄えを確認する審査員
 秋田県横手市山内地域の農家が収穫したイモノコの作柄を評価する「山内いものこ品評会」が27日、同地域のJA秋田ふるさと山内野菜出荷所で開かれた。12人が計17株を出品。集まった農家からは今年の作柄について「例年より小ぶりだが味はばっちり」との声が聞かれた。

 同JA山内いものこ部会(田代和博部会長)の43人が約6ヘクタールで栽培し、例年50トンを市場出荷している。昼夜の寒暖差が大きい山あいの地形と、地域を蛇行する横手川沿いの肥沃(ひよく)な土壌が独特の粘りと軟らかさを生み出している。

 今年は今月からわせ種の収穫が始まり、来月に最盛期を迎える。夏場の高温少雨の影響で生育が2週間ほど遅れているという。収穫は11月上旬まで行われる予定。

 品評会は、栽培技術を共有する場として同部会が毎年この時期に開催。この日農家が持ち寄ったのは、前日に収穫した新鮮な株で、直径10センチ以上の親イモの周りに子イモ5個ほど、孫イモ15個ほどが付いた状態。出荷の大半を占める孫イモは鶏の卵より小さめのサイズが人気だという。

 審査では同JAや市、県の職員が株からイモノコを一つ一つばらしてサイズや形のそろい方などを確認。最高賞の横手市長賞には高橋良治さん(73)が輝いた。栽培歴50年以上の高橋さんは「夏場に雨が降らず難儀したが、順調に育ってくれた。これからも頑張っていきたい」と話した。

 田代部会長は「収穫がピークを迎えるので、山内の自然の恵みを満喫してほしい」とアピールした。

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