米国クルーズ船、大船渡にやってくる 来年9月、県内2港目

来年大船渡港に寄港することが決まったクルーズ船「スターブリーズ」
 大船渡市で初めてとなる外国クルーズ船が2020年9月、大船渡港に寄港することが決まった。米国の船会社ウインドスタークルーズが運航する「スターブリーズ」で、県内の外国客船の寄港は宮古港に続き2港目となる。同市は視察受け入れや商談会への参加など外国客船誘致に向けた取り組みを進めてきており、念願の寄港決定で地域活性化へ期待が高まる。

 船会社の販売代理店セブンシーズリレーションズ(東京都)によると、スターブリーズは今秋から拡張工事が行われ、拡張後は乗客定員312人。総重量1万2995トン、全長159メートル、全幅19メートル。県内への寄港は初めてとなる。

 8~9月にかけて米国アラスカ州や日本国内などを巡るクルーズの一環で、大船渡港には9月8日に寄港。大船渡市の碁石海岸観光や、被災地視察のツアーなども計画している。

 大船渡港には1989(平成元)年以降、国内クルーズ船が約100回入港している。

 外国客船誘致を巡っては、市が国内最大客船飛鳥Ⅱ(5万142トン)の寄港実績なども生かしてPRを進めており、17年には同船会社の担当者も港の視察に訪れていた。

 販売代理店の榎本律子代表取締役は「未開拓の場所を訪れたり、非日常的な景色を見たいという文化的欲求の高い利用客が多い。三陸の風景や震災復興の様子などにも関心が高いだろう」と初寄港に期待する。

 同船会社の客船は約9割の乗客が米国人で富裕層が多い。大船渡への寄港で観光や飲食、土産物購入などによる地元への大きな経済効果も見込まれる。

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