秋田港、定期フェリー開設20周年 節目祝う

節目を祝い、竿燈などが披露されたフェリー秋田航路就航20周年記念式典
 秋田港と北海道・苫小牧、新潟、福井県・敦賀の4港を結ぶ新日本海フェリー(大阪市)の定期航路が9日、開設20年を迎え、秋田市土崎港のフェリーターミナル前で記念式典が開かれた。同社関係者のほか、商工業者らでつくる県環日本海交流推進協議会の会員ら約80人が出席し、節目を祝った。

 式典は、同社のフェリー「らいらっく」号(約1万8千トン、全長約200メートル)が新潟から到着後の午前6時に開会。同協議会フェリー利用促進部会の赤上信弥部会長が「今では日本海と東北の太平洋側の物流業者にとってなくてはならない存在となった。引き続き、官民一体で利用拡大に取り組んでいく」とあいさつ。

 堀井啓一副知事は「フェリーは災害時に救援物資、派遣人員の輸送も行った。令和の北前船として多くの人に利用され、発展することを願っている」と祝辞を述べた。

 新日本海フェリーの佐々木正美代表取締役・常務取締役は「本航路は、皆さんのご支援をいただいて大動脈となった。これからも定期フェリーの役割を認識し、さらなる重要航路として運航していきたい」と感謝と抱負を口にした。

 なまはげ太鼓や竿燈妙技が披露され、関係者がくす玉を割って祝福。「らいらっく」号が苫小牧に向けて出港する午前6時50分、船からテープが投げ下ろされ、出席者は手を振りながら見送った。

 秋田航路は苫小牧―新潟間が週5往復、苫小牧―敦賀間が週1往復運航。フェリーは「らいらっく」「ゆうかり」の2隻あり、旅客定員はいずれも846人。乗用車58台、トラック146台を積載できる。これまで約123万人、トラック約47万台が利用した。

 同社は記念事業として15日まで船内レストランで稲庭うどんなどを提供するほか、県産品の船内販売なども行う。

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