弘前公園「七桜」次々見ごろ

ヤエベニシダレ

 国内屈指の桜の名所・青森県弘前市の弘前公園でソメイヨシノに続いて咲く八重桜7品種「弘前七桜(しちざくら)」が大型連休中、次々に見ごろを迎えている。7品種がリレーのように満開となるため、ソメイヨシノが散った後も5月5日までの弘前さくらまつり会期中、桜を楽しむことができる。

 弘前七桜は園内で咲く桜約40品種の中から、桜守がピックアップしたヤエベニシダレ、ヒロサキユキアカリ、アズマニシキ、ウコン、ショウゲツ、カンザン、フゲンゾウ。ソメイヨシノが記録的な早咲きとなった昨年から、大型連休中も桜を楽しんでもらおうと市がPRに力を入れている。

 7品種は黄色の花びらが存在感を放つウコンや、フリルのように波打つショウゲツなどそれぞれ違う美しさをもつ。28日現在、ヤエベニシダレ、ヒロサキユキアカリ、アズマニシキが見ごろ。市はフゲンゾウが最も遅く、5月2日に満開を迎えると予想している。

 市公園緑地課の桜守・橋場真紀子さんは「ゴールデンウイーク後半に向けて満開が続いていく。七桜の一つで、弘前桜七景でもある『関山(かんざん)のトンネル』も見ごろを迎えるので、ぜひ見てほしい」と話した。

ヒロサキユキアカリ

アズマニシキ

ウコン

ショウゲツ

カンザン

フゲンゾウ

弘前市

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