「御成座」存続へ力を貸して! 大館、経営者夫婦が寄付募集

御成座を経営する切替さん夫婦
 千葉県から秋田県大館市に移住し、同市御成町で市唯一の映画館「御成座」を復活させた夫婦が、劇場の土地と建物を買い取る資金をクラウドファンディングで募っている。夫婦は「買い取らないと、さら地になってしまう。皆さんの力を借り、劇場を守りたい」と話す。

 御成座は、1952年に開業し2004年に閉館した映画館「オナリ座」が前身。千葉県市原市から大館市に移住し、電気工事会社を経営する切替(きりかえ)義典代表(46)が14年7月に建物を借り受けて復活させた。妻の桂さん(49)と夫婦で経営に当たっている。

 土地と建物を所有する不動産会社から、別の購入希望者に売却したいがどうかとの打診があったのが、買い取りを考えるようになったきっかけ。「地域に支えられてここまで来られた」との思いで、買い取りを決断したという。

 インターネットを通じて幅広く寄付を募ることができるクラウドファンディングで資金の一部を調達することにし、8月30日までに調達する目標額を850万円に設定した。10月中の買い取りを見込んでいる。

 寄せられた資金に対する見返りとして、同館での映画鑑賞券や座席への名入れ、貸し切りの権利などを金額に応じて用意する。ネット環境に不慣れな地域の賛同者を想定し、15日からは現金による寄付の受け付けも始めた。

 夫婦によると、映画館の経営は苦しく、本業の電気通信工事業の利益で赤字を補い営業してきた。本業で外出がちな夫に代わって映画館に常駐する妻の桂さんは「映画館を知らない子どもたち、老若男女に楽しんでもらう場として残したい。地域と共に守っていきたい」と話している。

大館市

秋田
秋田犬の里「青ガエル」公開、11月に延期 内装整備に時間
秋田
貴重な「遺産」きれいに! 旧小坂鉄道茂内駅を草刈り
秋田
大館きりたんぽまつり、ドーム開催は断念 別形式を検討
秋田
大館市「秋田犬の里」、感染対策徹底します 6月1日再開
秋田
秋田犬もふもふリュックいかが? 大館能代空港で限定販売