「翁飴」に注文殺到 羽生選手がToshlさんへ差し入れ

翁飴の包装作業を行う武田さん
 秋田県能代市畠町の老舗和菓子店「桔梗(ききょう)屋」の名物「翁飴(おきなあめ)」に、全国から注文が相次いでいる。人気ロックグループ「X JAPAN」のToshl(トシ)さんが、フィギュアスケート男子の羽生結弦選手から差し入れられたとブログで紹介し、注目が集まった。桔梗屋の20代目店主武田成史(のりひと)さん(43)は「翁飴がきっかけで秋田に注目が集まりうれしい」と話す。

 翁飴は水あめと寒天を混ぜ、型に入れるなどして固めた菓子。餅のようにやわらかなゼリー状で、口の中でとろりと溶けるのが特徴。200年以上前から作られ、お盆には多くの帰省客が土産として買いに来るという。

 Toshlさんは先月31日から今月2日まで、仙台市で開催されたアイスショーに出演し羽生選手の演技に合わせ歌を披露した。その際に羽生選手から、翁飴を含む東北各地の銘菓の差し入れを受けたという。

 1日付のブログで、翁飴を持った自身の写真を掲載し、「大きな大きな翁飴魂送ってくれよ」などとコメント。翁飴の箱には羽生選手が「全力で頑張ります」と書いた付箋が貼り付けられた。

 桔梗屋では、ブログで紹介された後の最初の営業日だった3日朝から電話注文が相次ぎ、12日昼までに北海道から宮崎県まで全国各地から80件以上の配達依頼が届いた。店頭にも「ブログを見て来ました」「親戚に送ってくれと頼まれた」と多くの客が訪れた。

 昨年10月から、能代市のふるさと納税の返礼品にも採用されており、こちらの注文も増えた。市総合政策課によると、申込数は先月末までの約7カ月で13件だったが、今月は12日午後3時までで既に37件に上ったという。

 翁飴は武田さんがほぼ1人で作って発送しており、急ピッチで作業に当たっているが、仕込みから完成までは乾燥作業も含め1週間はかかるという。既に1カ月以上待ちの注文もあり、現在は予約分への対応で手いっぱいなため、店頭販売していない。

 武田さんは「丁寧に手作りしている。時間がかかることを理解してもらえたらありがたい」と話した。

 8個入りから108個入りまで、価格は290~3900円(税込み)。問い合わせは桔梗屋TEL0185・52・5853(現在は注文が殺到しつながりにくい状況)

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