「あこがれ温泉地」乳頭5連覇 じゃらんランキング「おすすめ」も2年連続1位

乳頭温泉郷大釜温泉(資料写真)
 リクルート(東京)の調査研究機関・じゃらんリサーチセンターがまとめた全国の温泉地のランキングで、乳頭温泉郷(秋田県仙北市)が5年連続で「全国あこがれ温泉地」部門の1位に選ばれた。「おすすめしたい穴場温泉地ランキング」でも2年連続1位を獲得。温泉の効能や泉質に興味があるという声があったほか、自然に囲まれた雰囲気も高く評価された。

 8月16~30日に旅行サイト「じゃらんnet」の会員を対象にインターネット上でアンケートを実施。1万6107人から有効回答を得た。全国327温泉地について尋ねており、本県からは秋田八幡平温泉郷(鹿角市)、湯瀬温泉・大湯温泉(同)男鹿温泉郷(男鹿市)、小安峡温泉・秋の宮温泉(湯沢市)も対象となった。


 行ったことはないが一度は行ってみたい温泉地を訪ねる「あこがれ温泉地」部門で、乳頭温泉郷は2592票を獲得。選んだ主な理由(複数回答)は「温泉の効能や泉質に興味があるから」(62・8%)、「自然に囲まれているから」(47・1%)、「有名なので」(41・1%)だった。2位は草津温泉(群馬)、3位は銀山温泉(山形)が入った。


 「おすすめしたい穴場温泉地」部門は、これまでに行ったことがある温泉地の推奨率を数値化し、順位を決めた。乳頭温泉郷は推奨率30・5%。2位は26・8%の山鹿・平山温泉(熊本)、3位には26%の温泉津温泉(島根)が続いた。小安峡温泉・秋の宮温泉は19・6%で21位だった。

 乳頭温泉郷を選んだ理由(複数回答)には「自然に囲まれて秘境感がある」(85%)、「泉質がよい」(77・1%)、「静かな環境でゆっくり過ごせるから」(63%)が挙げられた。

 じゃらんリサーチセンターの五十嵐大悟研究員は乳頭温泉郷について「自然や郷土料理など提供されるコンテンツが秘湯や湯治場といったイメージにつながり、満足度が高くなっているのではないか」と分析した。

 乳頭温泉郷協同組合の平体直也理事長は「1位を取ることで周囲やお客さんからのプレッシャーも感じている。期待して来てくれたお客さんに満足してもらえるおもてなしを今後もしていきたい」とした。

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