クリスマスケーキに感謝込めて 大雨被災の洋菓子店、今月再開

 12月24日はクリスマスイブ。秋田県内の洋菓子店では、クリスマスケーキ作りが盛んに行われている。

 秋田市手形の「お菓子のたかすぎ」では22日、菓子職人とスタッフが予約販売分のケーキ作りで手を休める暇なくフル回転。甘い香りが広がる店内で、スポンジに生クリームを塗ったり、イチゴや砂糖菓子を飾り付けたりして、手際よく作業を進めていた。

 同店は7月の記録的大雨で被災。店内は成人の腰の高さほどまで浸水し、休業を余儀なくされた。機材の買い換えや店内の改修などを行い、被災から約4カ月半後の今月1日に再開した。

 接客などを担当する高橋ちえさんは「お客さんが復旧を手伝ってくれたり、再開後に『待ってたよ』と言ってお花を持って来てくれたりして、本当に皆さんに助けられた。1個1個丁寧に、感謝を込めて作ったケーキでクリスマスを楽しんでほしい」と話している。

 今年のクリスマスケーキは予約販売のみ。カットケーキや焼き菓子などは販売する。

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