森と育んだ2人の絆の企画展 北上・みちのく民俗村、29日まで

高橋延清さん(パネル右写真中央)とC・W・ニコルさん(同右)の親交を紹介する企画展
 北上市立花の野外博物館「みちのく民俗村」の初代村長で東京大名誉教授の高橋延清さん(1914~2002年)と、作家のC・W・ニコルさん(1940~2020年)の親交をひもとく企画展が14日、同館で始まった。東京の教壇には一度も立たず、北海道の演習林で泥だらけになりながら実学を貫いた「どろ亀さん」と、その姿を「森づくりの師匠」と仰いだ村民第1号のニコルさん。「自然と人間がしっかり結び付いていた」尊さを思い起こさせてくれる。

 色づき始めた木々に古民家がたたずむ。茶屋と資料館、旧今野家の3カ所に2人の関連資料を展示した。昨年10月の開村30周年を記念した、高橋さんの回顧展に続く第2弾となる。

 29日まで。午前9時~午後5時(入村は午後4時半)。入村無料。

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