秋の夜空に8千発 大曲の花火・秋の章、「土浦」と共演も

10号玉100連発がフィナーレを飾った
 「大曲の花火・秋の章」が7日夜、秋田県大仙市の雄物川河川敷で開かれた。「花火芸術祭」と題し、大曲と同様に花火で知られる茨城県土浦市の業者の作品や、今大会からの試みとなる10号玉100連発など、約8千発の花火が秋の夜空を彩った。市と大曲商工会議所の共催。

 大会は午後6時、ドローン約500基による秋をテーマにしたショーで幕を開けた。オープニング花火に続いて、地元の花火業者5社の若手花火師16人が、7号玉や10号玉、創造花火を打ち上げた。

 「土浦の花火物語」の部では、土浦全国花火競技大会(土浦の花火)が行われる土浦市の6業者が、土浦の花火と同様に10号玉、創造花火、スターマインの3部門で花火を披露。昨年11月の土浦の花火で内閣総理大臣賞を受賞した野村花火工業のスターマイン「水無月のころ」では、青色や白色の花火が観客を魅了した。

 地元の4業者による「花火劇場」の部は、「魔法」をテーマに趣向を凝らしたスターマインが音楽に合わせて彩った。フィナーレ花火では、10号玉100発が次々と打ち上がり夜空を覆い尽くした。河川敷の観客は約1時間半の光の芸術に酔いしれ、大きな拍手を送っていた。

 仙台市から妻と訪れた会社員佐々木貴司さん(36)は「初めて大曲の花火を見たが、一発一発が美しく感動した。フィナーレ花火は迫力に圧倒された」と話した。

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