白神山地の世界自然遺産登録30周年を記念した「あきた白神まつり」の散策ツアーが24日、秋田県藤里町の岳岱自然観察教育林で行われた。県内外から38人が参加、地元ガイドらの案内を受けながら、緑豊かな景色や澄んだ空気を堪能した。県の主催。
参加者は数人ずつのグループに分かれ、2時間余りかけて林内を歩いた。散策道の入り口付近にある岳岱の新たなシンボルツリー「岳岱大ブナ」(幹回り4・01メートル、樹高31・6メートル)と「こまいぬシナノキ」(幹回り4・73メートル、樹高30・4メートル)は、その巨大さや特徴的な形で参加者の目を引いていた。
昨年3月に倒れているのが確認された「400年ブナ」(幹回り4・85メートル、樹高26メートル)も見学。ガイドが倒木前後の写真を見せながら、倒れる前の堂々とした姿や倒れた時の驚きを伝えた。
このほか、つまようじの材料となるクロモジ、野球のバットに使われるヤチダモが自生する様子を観察し、道中にある湧き水で喉を潤した。「モリアオガエルの池」では、水面に青々としたブナ林が映し出される様子を写真に収めようと、多くの人がカメラやスマートフォンを向けていた。
小学生の頃から白神山地のツアーなどに参加している増田高校2年の杉本凜太郎さん(16)=秋田市=は「手つかずの森が今も残っていることにいつも感動させられる。自分がこの森を守っていく側、伝えていく側になっていきたい」と語った。
参加者は数人ずつのグループに分かれ、2時間余りかけて林内を歩いた。散策道の入り口付近にある岳岱の新たなシンボルツリー「岳岱大ブナ」(幹回り4・01メートル、樹高31・6メートル)と「こまいぬシナノキ」(幹回り4・73メートル、樹高30・4メートル)は、その巨大さや特徴的な形で参加者の目を引いていた。
昨年3月に倒れているのが確認された「400年ブナ」(幹回り4・85メートル、樹高26メートル)も見学。ガイドが倒木前後の写真を見せながら、倒れる前の堂々とした姿や倒れた時の驚きを伝えた。
このほか、つまようじの材料となるクロモジ、野球のバットに使われるヤチダモが自生する様子を観察し、道中にある湧き水で喉を潤した。「モリアオガエルの池」では、水面に青々としたブナ林が映し出される様子を写真に収めようと、多くの人がカメラやスマートフォンを向けていた。
小学生の頃から白神山地のツアーなどに参加している増田高校2年の杉本凜太郎さん(16)=秋田市=は「手つかずの森が今も残っていることにいつも感動させられる。自分がこの森を守っていく側、伝えていく側になっていきたい」と語った。