青森県東北町萠出（もだし）地区の「ホタルの里」で今年もホタルが飛び交い、夜闇に黄緑色の幻想的な光跡を描いている。

　ホタルの里を管理し、保護活動も行っている東北ほたる愛好会によると、今年は例年より2、3日早い6月27日から飛び始めた。今の時期はゲンジボタルが中心で、午後8時～9時半ごろが現れるピークという。

　4日夜も午後7時50分ごろから現れ始め、やがて無数のホタルが乱舞。現地を訪れた親子連れを楽しませていた。同愛好会の萠出定美代表（68）は「今の時期としては数が多く、個体が大きいのが特徴。多くの子どもたちに来てもらい、自然の美しさに感動してほしい」と話した。

　ホタルの里は、自由に見学でき、既に子ども会や保育園から問い合わせがあるという。見ごろは15日ごろ。問い合わせは萠出代表（電話090-1490-4692）へ。