秋田県潟上市昭和のブルーメッセあきたで、広場に植えられたチューリップやヒヤシンス計約６万本が見頃を迎えた。例年は大型連休中にピークを迎えるが、今年は例年より開花が２週間ほど早かった。

　ブルーメッセによると、３月後半以降、気温の高い日が多かった影響で、今月４日ごろからつぼみが開き始めた。現在は赤や黄、白のチューリップや紫のヒヤシンスがかわいらしい花を咲かせている。

　１７日は雨交じりの天気だったが、来場者は雨の上がる時間を見計らって写真を撮ったり、傘を差して観賞を楽しんだりしていた。施設の担当者は「開花が遅い花でも見頃は今月下旬までだろう。早めに見に来てほしい」と話す。

　開花が早まったことから、２９日～５月７日の大型連休期間に開く恒例の「チューリップまつり」は、「スプリングフェア」の名称で実施する。地元農家が育てたパンジーやビオラ、マーガレットなどの花苗のほか、秋田刑務所で作られた木工製品を販売する。