啄木や賢治題材の多様な筆致 もりおか町家物語館で公募展

詩歌や文学作品の雰囲気が伝わる書が並ぶ公募展
 石川啄木や宮沢賢治の作品を題材にした書の公募展「岩手ゆかりの近代詩文書作品展」(盛岡市など主催)は12日まで、同市鉈屋町のもりおか町家物語館で開かれている。

 啄木の「やはらかに柳あをめる―」の短歌や、賢治の「銀河鉄道の夜」の一節、同市出身の俳人・山口青邨や原敬の句などを題材にした、市内外20人の24作品を展示。筆致の強弱や墨の濃淡で作品の雰囲気を表現している。

 公募展に合わせ、同市ゆかりの書家らの招待作品や市の所蔵作品も展示。初の公募展を企画した同館学芸員の村岡初江さん(31)は「県民に身近な作品が多く、比較的読みやすい書体なので誰でも楽しめる。書に親しみを持ってもらえる機会になればいい」と呼びかける。

 午前9時~午後7時(最終入場同6時半)。入場無料。

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