石段に華やぐ三十三段飾り 「せんまやひなまつり」3年ぶり開幕

松沢神社の石段に人形を並べた三十三段飾り
 第16回せんまやひなまつり(実行委主催)は11日、一関市千厩町の中心部で開幕した。過去2年、新型コロナウイルス禍で中止に追い込まれた風物詩が3年ぶりに復活。ビッグひな壇につるし雛(びな)、十二支飾り…。ようやく出番が巡ってきた数々の人形、飾りが一夜で雪化粧したまちに早春の彩りを添えた。

 今回から会場に加わった松沢神社では、3月3日の桃の節句に合わせ、石段を利用した三十三段飾りが披露された。青空の下、緋(ひ)毛せんの上に人形約80体が並ぶ絵のような風景に奥州市の会社員高橋裕美子さん(61)は「岩手の地方でもこんな優雅な祭りが見られるんだね」と嘆息した。

 まつりは3月5日まで。松沢神社の三十三段飾り展示と馬車運行は12、18日、3月5日もある。

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