雪上3競技競う「トリプルクロス」5年ぶり開催/弘前・百沢スキー場、12日

2018年大会で行われたスノースクートのレース(大会実行委提供)

 スノーボード、スキーと、ボードと自転車を組み合わせたような「スノースクート」の3競技それぞれで競うイベントが12日、青森県弘前市の岩木山百沢スキー場で5年ぶりに行われる。スノーボードクロスのナショナルチームに所属する中村優花さん(22)=青森市出身、仙台大4年=ら実行委員の3人は「見ても楽しい大会。たくさんの人に訪れてほしい」と呼びかけている。

 大会名は「トリプルクロスin百沢」。3競技いずれも、レースの形式は複数人が同時にスタートして競う「クロス」。起伏やカーブに富んだコースをジャンプも交えながら滑る。アナウンスや音楽もレースを盛り上げる。

 実行委代表の手塚はいりさん(24)=仙台市在住=によると、3競技を同時に行う大会は国内でも珍しい。大会には選手約70人が参加する見込みで、北東北を中心に初心者から競技者まで全国の選手が集う。

 大会は、運営側の人手不足などから2018年を最後に一度途絶えてしまったが、今回、過去に大会に出場していた手塚さん、中村さんと弘前市の大学生鳴海綾音さん(19)が「復活」させる。

 手塚さんは「自分にとっても思い出深い大会。(競技者にも観客にも)楽しんでもらい、また来年やってほしい-と言ってもらえるようないい大会にしたい」と話した。

 大会は午前9時開会、問い合わせは実行委のインスタグラム(hyakuzawa0212_)へ。

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