全国旅行支援 青森県は11日開始

 青森県は3日、「Go To トラベル」に代わって国が始める観光支援策「全国旅行支援」の県内旅行分の予約・販売を11日に開始すると発表した。期間は12月20日宿泊分まで。「県おでかけキャンペーン(全国版)」として運用する。

 旅行・宿泊代金の40%を割り引く。宿泊を伴う交通付き旅行商品は8千円、それ以外は5千円が上限。平日は5千円、休日は2千円以上の旅行・宿泊で適用される。7連泊まで利用可能。3回のワクチン接種証明(青森県内居住者は2回でも可)、またはPCR検査などの陰性証明と身分証明書の提示が求められる。

 休日は千円分、平日は3千円分のクーポン券も配布される。利用期限はチェックアウトした日まで。

 全国旅行支援は既存予約分にも適用可能だが、11日以降に支援を活用したい旨を宿泊先に伝える必要がある。県は同日、全国版の特設サイトを公開する。

 県民割は10日で終了する。県によると、用意した約53万人泊分を上回る約60万9千人泊(9月18日時点)が利用された。

 県観光国際戦略局の堀義明局長は「白神や縄文など青森県が誇る観光資源のほか、8月の大雨被害で影響が大きかった西海岸をはじめとするエリアにも足を運んでみて」と呼びかけた。

 農林漁業を体験できる民宿の利用料を割り引く「農林漁業体験民宿に泊まって青森再発見!」の対象を全国に拡大し、期間を来年2月末まで延長することも発表された。

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