新食感のフルーツ大福 三中井(奥州)が北上に専門店

北上市にオープンしたフルーツ大福専門店「季の果」。厳選した果物をあんと餅で包み人気を集める
 冠婚葬祭用の引き出物の卸販売を手掛ける三中井(みなかい)(奥州市、遠藤祐司社長)は今月、北上市大通りに高級フルーツ大福専門店「季(き)の果(か)」をオープンした。全国から厳選した旬の果物を新食感で提供。新型コロナウイルス禍が本業に影響を及ぼす中、食品製造の異業種に挑戦し、新たな収益源につなげる。

 もちっとした食感の中に果汁の甘みと酸味が広がる。メロンやマンゴー、スイカなど約10種の果物をあんと餅で薄く包んで仕上げた。大きさは3~7センチで、1個400~700円。季節ごとにメニューを一新する。同封するひもで大福を切り分けると、色鮮やかな断面が現れ、見た目も楽しめる。

 果物は全国の農園や市場で直接交渉して仕入れた。もち粉とあんも国産最高級で、全て手包み。4日のオープン以降、会員制交流サイト(SNS)で話題を呼び、数時間で完売するほどの人気ぶりだ。

 食品製造への進出は、遠藤社長(62)が長年構想していた。きっかけは10年以上前に食べた果物の和菓子。大阪府の老舗の商品で、そのおいしさに「いつかこんな商品を作ってみたい」と衝撃を受けた。

 昨年からのコロナ禍で冠婚葬祭の場が減り、売り上げが落ち込む中、巻き返しを図ろうと商品開発を本格化。全国の農園や市場で果物の知識を養い、試作を重ねた。

 同社によるとフルーツ大福専門店は本県初。今後は増産体制を整えつつ、店舗拡大も見据える。遠藤社長は「挑戦は生き残るための必然。全国各地の旬の果物を味わってもらい、コロナ禍の生活に潤いを届けたい」と意気込む。

 午前10時~午後6時。火曜定休。問い合わせは季の果(0197・62・3105)へ。

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