五輪仕様の南部鉄器展示 奥州、世界へ誇る技術間近に

東京五輪の大会エンブレムをあしらった南部鉄瓶を手にする菊池真吾副理事長。会場には精緻な技が光る急須や風鈴も展示されている
 奥州市の水沢鋳物工業協同組合(及川貢基(こうき)理事長)は15日、同市水沢羽田町のJR水沢江刺駅構内の南岩手交流プラザで、東京五輪公式ライセンス商品として作られた南部鉄器の展示を始めた。23日の五輪開幕に先駆けて企画され、市内の職人が大会エンブレムをあしらった鉄瓶や急須が並ぶ。世界に誇る水沢の伝統技術が間近で楽しめる。

 鉄瓶と鉄瓶敷き、急須や風鈴の計36点を9月5日まで、会場に展示する。購入は同駅の近くにある南部鉄器販売店、大会公式オンラインショップなどでできる。

 目玉商品の鉄瓶は富士山をイメージした形に仕上げ、幅20・5センチ、高さ19センチ、奥行き17センチ。白金、藍、茶、松葉、黒の5色を用意し、南部鉄器の伝統色や富士山の四季を表現した。

 菊池真吾副理事長(66)は「世界に誇る南部鉄器の技術を多くの人に見てほしい。地元の方々にとっても、鉄器の魅力を見つめ直すきっかけになればうれしい」と願いを込めた。

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