潮風トレイル まちの魅力を体感 宮古、交流促進へシンポジウム

やませが立ち込める中、みちのく潮風トレイルを歩き、宮古ルートの魅力を体感する参加者ら
 長距離自然歩道みちのく潮風トレイル(八戸-福島県相馬市、総延長1025キロ)をテーマとしたシンポジウムは26日、宮古市神林の市地域創生センターなどで開かれた。同市は「トレイルタウン」を掲げ、交流促進、地域の魅力発信に力を入れている。参加者は宮古ルートの長所や改善点、ハイカーの受け入れ態勢などを話し合い、実際に歩いて魅力を体感した。

 浄土ケ浜ビジターセンター運営協議会の主催。市内外から20人が参加し、前半はNPO法人みちのくトレイルクラブの関博充統括本部長(47)が講師を務め、米国のアパラチアン・トレイルを歩いた経験やハイカーを沿道の住民が助ける取り組みを紹介。「ハイカーは地元住民との交流を求めている。まずはトレイルを知り、気軽に声を掛けてほしい」と語った。

 グループワークでは宮古ルートの魅力や必要なサービスについて意見交換し▽トドケ崎や三王岩(さんのういわ)など絶景ポイントが多い▽装備のレンタルショップがあればいい▽送迎ボランティアの導入▽三陸鉄道との連携-など多様なアイデアが出た。

 午後はやませが立ち込める中、浄土ケ浜ビジターセンターの佐々木洋介さん(37)の案内で赤前運動公園までの約7キロを歩いた。岩手大農学部3年の森田菜々子さん(21)=青森県五戸町出身=は「今後もトレイルを通じて地域の魅力をたくさん知りたい」と声を弾ませた。

 宮古市高浜の喫茶店「異人館」に立ち寄り、店主の安倍主税(ちから)さん(66)から震災時の状況なども聞いた。安倍さんは「トレイルを通じた交流が地域に活力を呼び込む。地元住民も楽しみながら協力できればいい」と見据えた。

※トドケ崎のトドは「魚(うおへん)」に「毛」

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