高田松原海水浴場 一般開放へ 4月から、夏に11年ぶり海開き

4月1日に一般開放が始まる高田松原の砂浜=2月21日、本社特別機から撮影=陸前高田市
 県は東日本大震災後に人工再生を進めてきた陸前高田市の高田松原海水浴場の砂浜を4月1日から一般開放する。夏には11年ぶりの海開きが予定され、県内有数のにぎわいを誇ってきた海水浴場が復活へ一歩踏み出す。周辺では松林の再生も進み、関係者は「多くの支援や努力で歩んできた姿を見てほしい」と願う。

 県によると、一般開放は式典後の同日午後2時ごろから。駐車場は当面の間、道の駅高田松原を利用し、7月15日の海開きまでに海水浴場近くにも整備する。トイレ・シャワー棟なども設ける。

 海水浴場は高田松原津波復興祈念公園内にある。4月1日は公園内の道の駅から奇跡の一本松にかけての周辺エリアも一般開放が始まる。

 白砂青松の美観が観光客や市民に親しまれてきた高田松原は、震災の津波と地盤沈下で延長約2キロの砂浜のうち9割程度が消失。県が2018年度末までに延長約1キロ、幅30~60メートルを人工再生した。

 周辺にある約7万本の松林は津波で奇跡の一本松を残して全て流失し、県や同市のNPO法人高田松原を守る会(鈴木善久理事長)が4万本の植樹に着手。同法人は4月18、25日と5月9日に最後の植樹祭を開催して千本を植え、4万本の植樹が完了する。

 鈴木理事長(76)は「多くの人が訪れ、高田が元気なまちになってほしい。津波で失われた松原が成長してきた姿を見てもらえればうれしい」と願う。

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