後方支援、発信さらに 遠野・資料館あすリニューアル

 遠野市の東日本大震災の後方支援活動を記録する同市青笹町の後方支援資料館が7日、リニューアルオープンする。常設化して床面積が3割増しとなり、震災発生当時の様子が分かる映像コーナーを新たに設置。震災10年の節目の年に、官民を挙げた広域連携で得た災害支援のノウハウを改めて広く発信する。

 資料館は従来と同じ同町の市総合防災センター敷地内に置き、鉄骨平屋プレハブ造り約200平方メートル。震災直後の官民の活動記録資料や写真百数十点を入れ替えながら展示する。映像コーナーは地元の遠野テレビが所有する映像を編集し、放映する。総事業費は約2千万円。

 旧館は2015年に市が開設し、民間リース契約による仮設施設として運営してきた。大規模災害時に近隣自治体が広域支援の前線基地となり、物心両面で被災地に寄り添う「遠野方式の後方支援」は新たな防災モデルとして注目され、行政視察などで延べ5万人余が訪れた。

 首都直下や南海トラフ、日本海溝・千島海溝の各地震など、大規模災害への懸念が尽きない昨今。本田敏秋市長は「遠野の教訓を広く共有し、多発する災害に備える拠点にしたい」と常設化に込めた思いを語る。

 開館時間は午前9時~午後5時。入場無料で年中無休。団体の予約視察も随時応じる。7日は市民センターで入場者限定の市防災の集いも開かれ、岩手大の斎藤徳美名誉教授(地域防災学)が資料館の役割をテーマに基調講演。遠野テレビが生中継する。

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