規格外野菜、漬物に 料理人との連携し食品ロス削減へ

規格外野菜を使った漬物を開発した高橋賢代表(左)と菅原栄治さん
 北上市相去町の農園うるおい春夏秋冬(ひととせ)(高橋賢代表)は、収穫した規格外野菜を使った漬物を開発した。新型コロナウイルス禍での収入源確保のため就農した市内の料理人との連携が実を結んだフードロス削減商品。季節ごとに開発を進め「畑をまるごと提供しよう」と意欲を燃やす。

 新商品は「彩り野菜のきざみ漬け」「カラフル大根のビール漬け」「サラダかぶのゆず蜜はっち」の3種類でいずれも330円。収穫時に傷ついたり割れて出荷できないニンジンやカブを米ぬかやビールで漬け、あっさりとした風味に仕上げた。同市流通センターのJA産直あぜみちと花巻市轟木の道の駅はなまき西南で販売している。

 同農園では「七色ニンジン」「七色ラディッシュ」など色とりどりの野菜が人気商品。栽培品種も約80種と豊富で、県内各地の飲食店に出荷している。見た目を重視する分、わずかな傷や変色も厳しく確認するため、規格外野菜も大量に発生。農園従業員が一部を持ち帰っていたが、多くは廃棄していた。

 そんな中、コロナの影響を受けて昨年7月から同農園でアルバイトをしている北上市青柳町の飲食店Reppi(レッピ)の料理人菅原栄治さん(43)が一役買った。味や品質が変わらない規格外野菜を活用しようと、漬物にして農園従業員に振る舞ったところ好評だったため、商品化が決まった。

 「『もったいない』という料理人の精神が商品を生んだ」と菅原さん。今後も旬の野菜を使って開発に挑み、通年でフードロス削減に取り組む構え。高橋代表(46)も「野菜を無駄なく活用し、消費者にたくさん喜びを届けたい」と意気込む。

 問い合わせは高橋代表(080・4004・8829)へ。

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