冬の美 七滝の氷瀑 八幡平市、本紙記者が散策

滝の表面が凍り付き、一面の雪景色と相まって存在感を放つ七滝
 厳寒期に見せる圧倒的な存在感にしばし見入った。八幡平市の七滝の氷瀑(ひょうばく)が見ごろを迎え、連日散策する人が訪れている。落差約30メートルの滝は表面がつらら状に凍り付き、周りの雪景色と相まって神秘的な空間を演出する。今季の寒さがもたらした贈り物。今月末までは楽しめそうだ。

 1月31日、同市松尾寄木の県民の森・森林ふれあい学習館(伊藤盛所長)でスノーシューを借り、同館スタッフの小松範子さん(50)と約3・4キロ先の目的地を目指した。

 コースの七滝登山道はアップダウンも少なく、歩きやすい。この日の岩手松尾の最高気温は氷点下2・5度の真冬日。道中では葉が落ちたミズナラやカエデの間から陽光が差し込み、風で舞ったパウダースノーがきらきらと輝く。

 1時間半後。「ゴォー」と迫力のある水の音が聞こえてきた。淡い青色の氷をまとい、所々が新雪で覆われた七滝が姿を現す。自然が作り出した造形美が青空に映えた。

 花巻市石鳥谷町から訪れた会社員佐々木みどりさん(57)は「氷の連なりがきれいで感動した。距離はあったけれど来て良かった」とほほ笑んだ。

 小松さんによると、例年より3週間ほど早く1月15日に全面氷結した。「道中には険しい場所があまりないので初心者の方もぜひ」と呼び掛ける。岩手で過ごしていても、見ることがない絶景。全身で感じて帰路に就いた。

(報道部・桜岡流星)

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