離れていても「わらび座」と会える サポーター制度を開始

わらび座の会のチラシを持つ菊池さん。パソコンにはわらび座オンラインの画面が表示されている
 秋田県仙北市の劇団わらび座は、会員制サポーター制度「わらび座の会」の運営を始めた。ファンの出資額に応じて特典を用意しており、過去の舞台やイベントの映像などを配信する「わらび座オンライン」を目玉にしている。

 新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、ファンとのつながりを維持する狙い。コンセプトは「離れていてもいつでもわらび座と会える」。出資額別に、こごみ(年会費1万円)、みず(同5万円)、ふきのとう(同10万円)、わらび(同30万円)の各コースがある。それぞれ入会金千円が必要。

 額に応じてチケットの優先予約権や割引、秋田の名産品などのギフト送付、公開稽古への招待などの特典が用意されている。

 わらび座オンラインは昨年12月下旬に開始。俳優やスタッフが日替わりで配信する朝のあいさつや、近年のミュージカル作品を楽しめるシアター、過去の海外パフォーマンスなどの映像を公開するアーカイブ、各種行事の映像集や団員によるトーク映像など、これまでにないコンテンツをそろえた。

 わらび劇場のパンフレットを年1回送る、入会金や年会費が無料の「つくしコース」も設けている。

 1951年創立のわらび座は昨春、コロナ禍で全国ツアーや劇場公演の中止を余儀なくされた。経営の危機にあるとして支援金を募り、6月には全国でいち早く常設公演を始めた。徐々に活動を再開したが、特色としていた観客との交流が以前のようにできず、新たなつながり方の一つとしてわらび座の会の設立を進めた。

 運営に当たる職員の菊池冴さん(73)は「支援金とともに全国から多くの励ましの声が寄せられ、秋田に根を下ろして活動してきたことが間違っていなかったと実感した。多くの人に会員になってもらいたい」と語る。

 わらび座オンラインでは、稽古や舞台裏の様子を収めたメーキング映像の配信なども準備中。50年以上わらび座に在籍し、元女優でもある菊池さんは「俳優を中心にした新しい試みを打ち出していきたい」と意気込んでいる。

 入会の申し込みはわらび座のホームページのほか、専用の申込書で行う。問い合わせはわらび座劇場事業本部「わらび座の会」係TEL0187・44・3332

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