6月中旬から1カ月間ほど、純白やピンクの小さな花を付ける、ラン科ヒナラン属の花。
草丈は10~20センチ、一つの花は小さいが、その姿はチョウが舞う姿にも似ている。直射日光を嫌い、湿地を好み、自然界の腐葉土ではめったに繁殖しない。このため、自生場所はほとんどが標高500メートル以上の奥地の岩肌。花が咲き終えた後にできるムカゴが風に吹かれ、岩肌のすき間に付着して繁殖するとみられる。
1933(大正8)年、上小阿仁村の小阿仁川上流部で発見され、現在は村の花となっている。環境庁の「絶滅危惧(きぐ)種Ⅱ類」に指定されている。
草丈は10~20センチ、一つの花は小さいが、その姿はチョウが舞う姿にも似ている。直射日光を嫌い、湿地を好み、自然界の腐葉土ではめったに繁殖しない。このため、自生場所はほとんどが標高500メートル以上の奥地の岩肌。花が咲き終えた後にできるムカゴが風に吹かれ、岩肌のすき間に付着して繁殖するとみられる。
1933(大正8)年、上小阿仁村の小阿仁川上流部で発見され、現在は村の花となっている。環境庁の「絶滅危惧(きぐ)種Ⅱ類」に指定されている。