自宅で和太鼓楽しんで 一関の太鼓店、工作キットを商品化

園児に太鼓作りを手ほどきする小山健治代表(右から2人目)
 一関市室根町の小山太鼓店(小山健治代表)は、段ボール製和太鼓の工作キットを開発した。子どもでも作ることができ、安全に楽しめる太鼓を提供しようと商品化。小山代表(39)は「新型コロナウイルスの影響で地域のイベントが自粛される中、自宅で少しでもお祭り気分を味わってほしい」と期待を込める。

 キットは、段ボールをくり抜いて貼り合わせるなど、はさみを使わずに小さな子どもでも工作を楽しめる仕様になっている。あえて柄や色などをつけず、面や胴部分にイラストを描いたりシールを貼って、オリジナルの太鼓を作ることができる。

 「小さな子どもや障害がある人でも安全に楽しめる太鼓がほしい」との声を聞き、小山代表が2年ほど前から検討していた。今年、コロナ下で「自宅で楽しめるものを」と開発に本格着手。県工業技術センターの助言を得ながら安全性や強度など試行錯誤を重ね、8月に発売にこぎ着けた。

 小山代表はキットを購入した同市幸町の幸町保育園(千葉修園長、園児82人)を10日に訪問し、太鼓作りを手ほどきした。3歳児クラスの17人が取り組み、ひも通しに苦労しながらも1時間ほどで完成させた。佐藤綺音(かのん)ちゃん(3)は「楽しく作れた。音もすごくいい」と喜んだ。

 小山代表は「気軽に太鼓に触れることで、郷土芸能など地域文化に興味を持つきっかけになればうれしい。親子のコミュニケーションの道具にも使ってほしい」と話す。

 1セット1980円。同店のほか道の駅平泉などでも取り扱っている。問い合わせは同店(0191・64・2056)へ。

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