民俗芸能、再起へ結集 北上で「祈りと絆の舞」幕開け

「荒神」を披露する和賀大乗神楽保存会の会員
 北上市の民俗芸能団体が一堂に会する公演「民俗芸能による祈りと絆の舞」(北上市民俗芸能協会主催)は12日、同市さくら通りのさくらホールで2日間の日程で開幕した。新型コロナウイルス感染症の影響で、北上・みちのく芸能まつりなど民俗芸能の発表の場が失われる中、活動の再起を図るための本年度限りの大舞台。関係者の情熱と市民らの期待を結集させ、コロナ収束と民俗芸能の振興に期する。

 「まず演(や)るべ!コロナに負けねぞ!」をタイトルに掲げ、2日間で37団体約600人が出演する。12日は黒岩太鼓の勇壮な鼓動が開幕を飾り、神楽6団体が荘厳な演舞で来場者約150人を引きつけた。

 和賀大乗神楽保存会(鈴木俊逸(しゅんいつ)代表)は、災いを払う「荒神(こうじん)」、長寿を祈念する「三番叟(さんばそう)」、来世での幸福を願う「帝童(ていどう)」の3演目を披露。躍動感と繊細さを織り交ぜた所作が伝統の深みを伝え、来場者は込められた意味をかみしめるように見つめた。

 13日は市内各地の鬼剣舞団体などが出演し、勇ましく演舞する。午前10時~午後4時半。入場無料。

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