カフェ+産直で再出発 宮古・店全焼乗り越え移転

火災被害を乗り越え、カフェと産直を融合して再び開店したPENCOの伊藤明日香代表
 宮古市大通に「ファームフレッシュマーケット&カフェ PENCO(ペンコ)」がオープンした。ダイニングバー兼カフェとして同市末広町で営業していたが、昨年3月に火事に見舞われ休業。店舗を移し、6月に再オープンを果たした。新型コロナウイルス感染症が影を落とす中での船出となったが、カフェに産直を併設するユニークなスタイルが地域の注目を集めている。

 同市西町の伊藤明日香代表(33)と妻の薫子(まさこ)さん(33)、母の天坂(あまさか)洋子さん(65)の家族3人で切り盛り。ピザなどのカフェメニューのほか、同市産の野菜や水産加工品などを販売している。

 2017年から末広町商店街に店を構え、おしゃれな雰囲気で食事や宴会ができる場として人気だった。しかし昨年3月、入居していた建物内から出火し、当時休業日だった店舗も全焼した。

 伊藤代表は「商店街の方々やなじみのお客さんたちが片付けや物件探しを手伝ってくれた。地元を助けようとUターンしたが、逆に地域のつながりに助けられた」と感謝する。

 移転先の物件探しは難航したが、同市中央通り商店街のなあど産直跡地に決めた。洋子さんも「産直のイメージが強い場所で地域になじみやすい」と勧めた。

 6月20日にオープン。コロナで飲食店への逆風があったが、規格外の安い野菜が人気で、夕方には売り切れることも。産直販売に興味がある家庭菜園からの出品も受け付ける。

 伊藤代表は「産直のイメージを変え、宮古のものにこだわったワクワク感のある店にしたい」と力を込める。

 午前10時~午後7時。月曜定休、火曜不定休。問い合わせは同店(0193・65・8822)へ。

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