友好55年 成熟のワイン 花巻市とベルンドルフ市、節目に発売

上田東一市長(左)に発売報告する藤舘昌弘社長(中央)
 花巻市大迫町のエーデルワイン(藤舘昌弘社長)は5日、オーストリアの代表的な品種、グリューナー・ヴェルトリーナーで醸造した辛口白ワインを発売する。同国ベルンドルフ市から2015年、花巻市との国際友好都市締結50周年記念で贈られた苗木を栽培、収穫したブドウで製造した。今年は提携55年の節目。両市の関係のように十分に成熟したワインの完成を喜んだ。

 ワイン「グリューナー・ヴェルトリーナー白2019」は熟した果実を思わせるような香り、穏やかな酸味が感じられる。自社農園で栽培した1836キロを仕込み、720ミリリットル瓶で1782本製造。オープン価格。県内主要酒販店、スーパーで取り扱い、同社直営店のワインシャトー大迫では2530円で販売する。

 昨年に同品種初の日本ワインとして商品化。行川裕治取締役醸造技師長は「今年は甘味以外のいろんな味わいもあり本場の雰囲気も出ている」と胸を張る。

 発売に先立ち藤舘社長らが4日に花巻市役所を訪れ、上田東一市長に「かなりいいワインに仕上がっている。市民に愛飲してほしい」と完成と発売を報告した。

 旧大迫町とベルンドルフ市は1965年に友好都市を締結。5年ごとに相互に往訪し55周年は花巻から訪問予定だったが、新型コロナウイルス感染症の影響で実施するか協議している。

 15年10月には大迫小児童が同社農場に苗木を植樹しており、大迫町ベルンドルフ市友好会の穂積恵祥(えしょう)会長(68)は「あと10年ぐらいで当時の小学生はワインを飲めるようになり、さらなる友好につながっていく」と将来を展望する。

 上田市長は「55周年の友好関係に花を添えた」と感謝した。

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