展勝地100年彩る花畑 来年節目、種まき開始

手押しの機械を使いヒマワリの種を植える佐藤孝志代表(左)ら。夏には大輪の花が展勝地を黄色に染める
 北上市の展勝地開園100周年記念事業実行委員会(会長・高橋敏彦市長、27団体)は、同市立花の展勝地公園にヒマワリや菜の花、スイセンを植える「お花畑事業」をスタートした。11日は第1弾として広大な土地に約4千粒のヒマワリの種がまかれ、今夏に開花予定。来年で1世紀の節目を迎える桜の名勝が彩り豊かに生まれ変わる。

 同日は実行委内のひまわり畑プロジェクト(佐藤孝志代表、5人)のメンバーら7人が手押し機械を使い、桜並木沿い300メートルに整備された約15アールに油糧用品種「春(はる)りん蔵(ぞう)」の種をまいた。7月には一帯が大輪の花で黄色に染まる。

 今後は別のプロジェクトメンバーが7~8月にスイセンの球根を植え、9~10月に菜の花の種をまく。来年にはいずれも桜が満開を迎える前後に開花する。

 市民から「桜の見ごろが過ぎるとただの緑地になる」と言われる中、来年以降もヒマワリを含む一連の植栽が続けば、夏まで多彩な花々を楽しめることになる。佐藤代表(42)は「展勝地と言えば桜だが、花の種類が増えることで来園者の笑顔を一層満開にできる」と期待する。

 展勝地は1921(大正10)年に開園し、来年で100周年。節目を記念して本年度はお花畑事業のほか、桜の木を管理する「桜守(さくらもり)」の養成講座を開き、市民の力で市内各地の桜を守る取り組みを始める方向。このほか、記念ピンバッジの配布、展勝地ゆかりの地の訪問、風土記の発行も予定している。

 市は桜以外の植栽継続の有無について、市民や関係団体の反応や意見を踏まえて判断する。実行委事務局を務める市都市計画課の鈴木善一課長は「桜の時季に限らず、通年観光に結び付けられる取り組みを検討していきたい」と強調する。

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