民家再生奨励賞に奥山旅館本館選出 歴史ある雰囲気評価

民家再生奨励賞を受けた湯沢市の奥山旅館本館(シーモワオカダデザイン提供)
 古民家の再生に取り組む秋田県美郷町六郷の建築業・シーモワオカダデザイン(岡田茂義社長)が昨年完成させた湯沢市の泥湯温泉・奥山旅館本館が、NPO法人・日本民家再生協会(東京)主催の2019年度民家再生奨励賞を受けた。古民家で使われていた木材や建具を使い、歴史ある雰囲気の建物に仕上げたことが評価された。

 奥山旅館は16年7月に火災で旧本館などが全焼。新たな本館は18年から昨年2月にかけて整備した。木造2階建てで延べ床面積526平方メートル。客室9室を備えている。

 シーモワ社は1970年代半ばから、古民家の景観を生かしつつ利便性を高めるリフォームを手掛ける。同旅館の依頼を受け、温泉地の雰囲気に合った歴史感ある建物づくりを構想。社内にストックした古民家の柱や梁(はり)、建具を使い、ざるなどの古い道具を館内の装飾に生かした。

 日本民家再生協会は、全国の工務店や古民家の持ち主などでつくる。奨励賞は古民家再生の取り組みを広めるため2006年度にスタートし、19年度はシーモワ社を含む13社が選ばれた。

 同社は05年に日本増改築産業協議会主催のデザインコンテストで全国最優秀賞を受けるなど、受賞を重ねている。また、仙北市角館町に16日にオープンした蔵を改修した宿泊施設「和のゐ 角館」の整備にも携わった。

 会長の岡田登さん(76)は「古民家は秋田にとって貴重な観光資源。観光客に非日常の空間を味わってもらえるよう、質の高い建築物を増やしたい」と話した。

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